シャンソン人形の夢を壊した善朗のパス (vs 天地人ダービー その最終)

失点後のアルビ。
即、アップを始めてたベンチ裏。
個人的にはここで後半開始早々からの選手交代を望みました。
つまり平松と達也の役割はここまでと。
ギアチェンジを早々にしないとこの試合取れないよという事。
首位相手の山形に対して失礼とは思いますが、それだけのチャレンジは欲しかった。

前半終了間際から、縦につなぐ意識がさらに強くなる。

そして左サイド深く入り込んだ泰基。この試合初めてか。

得点の匂いがした。
ここから中央へ。

高木がつなぐもののここは得点にならず。

前半終了。
はたして後半の仕掛けをどうするのか。

ところが、選手交代なし。
リードされていて、まだ引っ張るのか。
ここが最大のキーポイントじゃないのかと。
またいつも通り60分過ぎとか定番の交代?

手を打つのが遅い、と感じる素人でした。



後半開始です。

後半もどうとなく、ダラダラ過ぎるだろうなと思ってました。

達也のキックオフ。

が、相手がきれいに崩された。
左から中央、そしてキラーパスがなんとサイドをえぐってきた川口の足元にピタッと。
それを成し遂げた高木のセンス。そしてパスの精度。
出せるんじゃないか!  この野郎!
と思わず口から出る。
ほぼフリーでシュートしたボールは同点弾となる。


ここ、ココからでしょ!  交代はすぐに。

・・・とはなりませんでした。もうホントに疑問。
この後、また失点するわけですが相手を崩さない限り勝ちは無いわけで、同じ崩しはもう通用しない。

それにもまして、もうセカンドボールが取れない。
いくらはじき返しても味方にボールが渡らない苦しさ。


そして押し込まれる。
相手へのボールの渡り方が悪すぎた。
川口の処理も問題はあったけど、それ以前に何とかしないといけなかった。
失点する予感がわかるほど、あの場面は身震いする。
DFの裏、裏をボールが渡る怖さ。祈るしかない。

そしてようやく選手交代。遅すぎ。
が、味薄いな。じゃ塩入れて。ん? まだ薄いな。もっと入れようか。
てな具合で、相手山形からすると
「なんやねん! そのぶち込み方は!」とキレられそうなブラジル人助っ人大量導入。
シルビーニョ、レオナルド、そしてフランシス。

頭で描いていた究極の人選を、今? ここでやるのか?
どう考えても同点機にやるべきだったでしょうと。
攻撃は最大の防御、ですよ。
このリードされた局面で目先の勝ち点1を取りに行くためにこの交代? んー、最大の疑問。
禁じ手をここで使うか～!?
という気持ちでした。(長っ!


が、それでも歯車は回りだした。
目立たないシルビーニョ、はでにはじゃくレオナルド、何でそこにいる!? フランシス。

結果。

リョーマがごっつぁん的なゴールで2試合連続のアディショナルタイムでの同点劇。

相手を極限まで見極めての投入だったのか?
それほどやらないと今の助っ人軍団は使えないのか?
スタメンから出せないのか?

両チームにとっては悔いの残るゲーム。
勝ちきれないホームのアルビ。


もっとやれたことあるんじゃないのか? というような雰囲気。
少なくとも首位相手に勝てたぞという悔しさはある。

いずれにしても2試合連続で負けなかったのは評価できるが、ただそれだけだ。
得たものが無さ過ぎる。
後手後手に回る戦略を練り直す必要アリと。