ピンチはチャンス
2010年 08月 30日
まあ良く聞く言葉です。
実際はどうでしょうか。
「やべぇよ!」 とか連発しながらその奥では「この混乱に乗じてここはひとつ・・・」
と目論む輩は必ずいる。
本当にアルビはやばいんでしょうか?
火事場の馬鹿力は本当に追い込まれないと出ません。
となると、今のアルビはどうか。
まだ追い込まれてるという気持ちはあまり持ち合わせていない気がする。
昨日のマリノス戦、なんとなーく山形戦に似てるんですな。
前半、後半ともに崩したいい場面があったにもかかわらず、決め切れなかった。
そうするうちに相手のカウンターが決まり(ここまでは山形戦とまったく一緒)、後は
マリノスと山形の違いですか。
決める人がきっちり決めたのと、あとは集中力の切れ。
それだけです。
別にDFが崩れたわけでもなく、中盤がヘロヘロになったわけでもなく。
前目でまったくチャンスが作れず・・・って事もないわけで。
どちらかというと力はあるのに、ラッキーパンチを浴びて頭に血が上り、抑えかかろうとしたら
足が滑って相手の拳に勝手に頭から突っ込んだと。
まあよくある話です。(ないない)
で、じゃあこれからどーすんのよ。
リーグ戦はナビスコ杯と天皇杯をはさんで来月中旬。
それまでの間、アルビはもう一度巻き直しになりますが、いかんせん実戦が無い。
あったとしても今週末の天皇杯のみ。
実はここが肝。
昨日負けたことで天皇杯の位置づけが非常に重要になりました。
そう、実戦での試し撃ち。
昨日勝ってれば、「なんだ貴章いなくても何とかなるじゃん、。でもマリノスだしな・・・。」
程度で、天皇杯はもうちょっと手を増やしてみるか・・・となる。
しかし、負けちゃったから「えっ、こりゃまずい、ヨンチョルが・・・」
というわけでその位置を組み直して実戦仕様で戦わざるを得ない状況に。
格下相手だからって、少し余裕かましている場合ではなくなりました。
で、どうするのか。
DF陣ばらしてみるか・・・
千葉、永田軸にして攻撃的な西と高徳前目に持ってくるかい?
それは時期尚早。
DFはいつもどおりです。
ボランチも変える必要は無い。ですがここは三門を敢えて配したい。
そして2列目から前。
ヨンチョルが厳しいので、ここはパウロ、そしてマルシオ。
前にミシェウを持ってくる。
そして問題の場所。
ここには昨日大島がいた。(おそらくここはまた大島だな)
じゃヨンチョルの代わりにパウロ入るだけじゃん。
そう、ほとんど変わらんのですよ。
貴章抜けた穴が大きいとか(確かに体は大きかったので、穴開けたら大きいだろうな)
ヨンチョル怪我しちゃったよとか、いろいろあるけど基本は変わってないし。
少しでも実戦やって経験値と連携深められるなら、変えずに固めてしまえと。
周りから見ればどーするんだという興味と、この状況をつついてやれば・・・という思惑もあっていろいろ策を講じてくるに違いない。(特に某ガンバ)
でもこの状況見ると、練習時に毎日何かしらの形でやってる面子じゃね?
あわてることは無いのだ。
逆に相手が仕掛けてくれればやりやすいのです。
やりづらいのは、逆に固められてボールを持たせてもらっちゃったりなんかした場合のみ。
ま・さ・かガンバはしないよね。鹿島もしないよね。浦和もしないよね。
京都は・・・わかりません。
オオシは実戦慣れすればいいし、その後の選手こそ「このチャンスを逃すな」と。
まだまだスタメンは固定されてないんだから、控え組はどんどん売り込め。
ラッキーなのはいずれの対戦相手もアルビのように中1週間ではないんだよね。
しかもしばらくホームが続きます。
これこそラッキーの極み。
不運だと嘆くのは相手なのだ。